「
浦和記念・Jpn2」(23日、浦和)
ユタカが鮮やかにVゴール-。4番人気の
クリノドラゴン(牡4歳、栗東・大橋)が2周目の向正面に入って後方から仕掛け、直線半ばで差し切り勝ち。重賞挑戦3度目で待望の初タイトルをゲットした。手綱を取った
武豊は2005年
ヴァーミリアン、07年
シーキングザダイヤ、10年
スマートファルコン、16年
ケイティブレイブに続き、
浦和記念5勝目。2着には3番人気の
ラーゴムが2馬身半差で入り、逃げた7番人気の
アイオライトが3着。
水が浮いた不良馬場のなかで
クリノドラゴンの末脚がサク裂。05年
ヴァーミリアンなど
浦和記念を過去4度制してきた名手の
ゴーサインに応え、初重賞タイトルを獲得した。
ゲートが開くと、先行争いするラ
イバルたちを見ながら後方待機。「小回りでも彼の
スタイル(末脚勝負)で乗ってみようと思っていました。未勝利から何度もコンビを組んで階段を上ってきたので特別にうれしいものがありますね」と
武豊は喜びをかみしめる。直線半ばで逃げた
アイオライトをかわすと、ゴール前はギアを緩める余裕。着差以上に力の違いを見せつけた。
管理する
大橋勇樹師も「ユタカくんが早めに動いて、これならと安心して見ていられました」と期待通りの結果に満足げだ。この勢いに乗り、さらにダート重賞戦線で活躍を誓う。「使い込んできましたから放牧へ出し、東海S(1月22日・中京)を目指していきたいと思っています」と指揮官は23年初戦を見据えた。
提供:デイリースポーツ