東京、阪神の2場開催で土曜、日曜合計7鞍が行われた新馬戦。外厩別では好調続く山元TCが今週も1勝を上積み。昨年上位のノーザンファームしがらき、チャンピオンヒルズ、吉澤ステーブルWESTが勝ち星を挙げた。
【11月27日・東京6R、2歳新馬、芝1800メートル、良馬場=16頭立て】
◆
タスティエーラ(牡、美浦・
堀宣行厩舎、父
サトノクラウン、
母パルティトゥーラ、母の
父マンハッタンカフェ)484キロ、馬主=キャロットファーム、生産牧場=ノーザンファーム
【血統】新種牡馬の父は、本馬で12勝目を挙げて好発進。4代母の
クラフテイワイフからは
天皇賞・秋、
マイルCSを勝った
カンパニー(牡、
父ミラクルアドマイヤ)、
天皇賞・秋勝ち馬の
トーセンジョーダン(牡、
父ジャングルポケット)を出ており、活発な母系だ。
【レースVTR】スタートから促して位置を取り、2番手をキープ。手応え良く直線を向くと、スムーズに加速して先頭に立つと後続を寄せつけず、3馬身半差の完勝だった。勝ち時計は1分47秒2。
【コメント】ムーア騎手「前の馬を一生懸命追っていこうとするのを、うまく抑えながら、いいペースで運べた。返し馬から周りを気にしていて、折り合いを少し心配していたが、とてもいい馬でスタートしてからは大丈夫だった。距離も問題なく、2000メートルくらいまではいい競馬ができそう。将来が期待できる」
【将来性】★★★★
【先週の新馬勝ち上がり外厩(放牧牧場)一覧】
レイベリング ◇26日東京5R芝1600(真歌トレーニングパーク)
グランヒマラヤ ◇26日東京6Rダ1600(小国ステーブル)
オーサムリザルト ◇26日阪神4Rダ1800(チャンピオンヒルズ)
クファシルムーア ◇26日阪神5R芝1600(ノーザンファームしがらき)
タスティエーラ ◇27日東京6R芝1800(ノーザンファーム早来)
ダノンセシボン ◇27日阪神4Rダ1200(吉澤ステーブルWEST)
イングランドアイズ◇27日阪神6R芝2000(山元TC)
【2021年の外厩別2歳新馬戦勝ち上がり=かっこ内は連対率】
1 ノーザンファームしがらき 37勝(31・2%)
2 ノーザンファーム天栄 36勝(32・1%)
3 山元トレーニングセンター 20勝(19・5%)
4 チャンピオンヒルズ 17勝(19・2%)
5 吉澤ステーブルWEST 14勝(21・4%)
6 大山ヒルズ 12勝(26・3%)
7 吉澤ステーブルEAST 11勝(25・4%)
8 グリーンウッド・トレーニング 9勝(17・2%)
9 宇治田原優駿ステーブル 8勝(13・1%)
10 阿見トレーニングセンター 6勝(10・2%)
※競馬サイト「馬トク」からのデータ
スポーツ報知