◆久々でも態勢に隙なしドゥーラ　6F81秒0-11秒3の好時計(30日・城谷)

　阪神JF(12月11日・阪神、芝1600m)を予定している札幌2歳S優勝馬のドゥーラ(牝2歳、栗東・高橋康)がこの日、先週に続き主戦の斎藤を背に栗東CWで追い切られた。ほぼゴール前だけ追う内容だった23日とは異なり、2頭を先行させて直線で併せる意欲的な内容。鞍上がゴーサインを送ると瞬時にエンジンが点火し、僚馬を一瞬で突き放す豪快な走りを披露した。6F81秒0-37秒0-11秒3(強め)と時計も文句なし。札幌戦当時と比べて体高が伸びてひと回り大きくなり、さらにパワーアップした印象…久々でも隙のない仕上がりだ。

◆栗東CWで1F11秒0　アロマデローサ状態はかなり良さそう(30日・浜口)

　来週の阪神JF(12月11日・阪神、芝1600m)へ出走予定のアロマデローサ(牝2歳、栗東・池添学)がこの日、朝一番の栗東CWで追い切られ6F83秒3-11秒0(G一杯)を記録。C・デムーロを背に実に軽快な内容で、とりわけゴール前の鋭い反応は目を引くものだった。前走のファンタジーSは1番人気で10着に終わったが、調子はかなりいいように思える。

◆ファンタジーS2着後も好調堅持　ブトンドール鋭く1F11秒3(30日・竹原)

　次週の阪神JF(12月11日・阪神、芝1600m)に出走予定のブトンドール(牝2歳、栗東・池添学)がこの日、栗東CWで追い切られ6F84秒0-37秒1-11秒3を馬なりでマーク。テンをゆったり入ったため全体時計は遅いが、ラスト1Fは鋭く伸びてきた。スピード感にあふれる動きで、ファンタジーS2着後も好調をキープしている。

◆3馬身半差で先週新馬勝ち　グランヒマラヤは石川で黒竹賞へ(30日・玉川)

　先週東京で新馬勝ちしたグランヒマラヤ(牡2歳、美浦・松山)は黒竹賞(1月7日・中山、ダート1800m)を予定している。「次走はひと息入れて年明けを目指したい」と師。鞍上は引き続き石川の予定だ。

◆タレント豊富な国枝厩舎の新星に…サトノロワ攻め気配抜群(30日・森元)

　21年1歳セレクトセールで1億6000万円(税抜き)で取引されたサトノロワ(牡2歳、美浦・国枝、父ハーツクライ、母カラライナ)がこの日、美浦Wで戸崎圭を背に5F65秒6-11秒5(馬なり)をマークした。ここまで古馬の高額条件馬と互角以上に渡り合っており、脚力は相当なもの。初戦から大いに楽しみな一頭だ。

◆いかにもダートで良さそう　覚えておきたいステラメテオール(30日・妹尾)

　ステラメテオール(牝2歳、栗東・大根田、父マジェスティックウォリアー、母キネオマドンナ)がこの日、12秒5-11秒4-12秒5の好ラップでゲート試験に合格。一緒に飛びだした僚馬より終始、余裕もあった。父、母の父クロフネの組み合わせや馬体の雰囲気からダートへの適性は高そう。馬券的な観点でデビューまで覚えておきたい一頭だ。

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提供：デイリースポーツ