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【チャンピオンズC】3歳馬ノットゥルノ迫力満点!「帝王」ケインズ撃破へ武豊騎手「やれると思うよ」

スポーツ報知
  • 2022年12月01日(木) 07時00分
チャンピオンズC追い切り(11月30日・栗東トレセン)

 第23回チャンピオンズC・G1(4日、中京)の追い切りが30日、栗東トレセンで行われた。2戦ぶりにコンビを組む武豊がまたがり、抜群の「G」評価となったのがノットゥルノ。躍動感あふれる動きに3歳馬の伸びしろを実感した「やれると思うよ」とレジェンドも手応え。「1強」テーオーケインズの牙城崩しに名乗りを上げた。

 古馬に引けを取らない迫力だ。ノットゥルノの最終追い切りは、栗東・坂路で武豊が騎乗。前日の雨の影響で力を要する状態でも、ものともしない。軽く手綱を押されるだけで、躍動感満点の動きを繰り出した。同じレースに出るサンライズノヴァを1馬身追走し、52秒1―12秒0で併入。武豊は「もともと調教は動くけど、相変わらずいい動き。調教に関しては抜群の動き」と好感触を伝えた。

 ジャパンダートダービーVから臨んだ日本テレビ盃は7着。音無調教師は「夏に北海道に(放牧に)出して、戻って体重が減った」と敗因を分析。「今回の方が動きもいい」と反撃態勢は十分だ。2戦ぶりに騎乗する武豊も「走りはさらにしっかりしてきた。3歳で伸びしろに期待しているし、今後こういうところで主役になるぐらいの馬になってほしい」と期待を膨らませている。

 レジェンドにとっては、新たな金字塔がかかる一戦だ。前身のジャパンCダートを含めた20回騎乗&4勝はともに最多。しかしレース名変更後は、16年アウォーディーの2着が最高。今回勝てば、自身の記録更新のみならず、チャンピオンズC“初勝利”となる。

 音無調教師も出走回数(13回)トップタイで、“最多出場コンビ”での挑戦。19年に、今回と同じジャパンダートダービー覇者の3歳馬クリソベリルで制した実績もある。鞍上は「ベテランだからね。でも馬は若いから」と笑いを誘ったが、「豊が良かったと言ったから良かったと思う。豊は何度も勝っているからね」と指揮官の信頼は厚い。

 最大の壁は、連覇を狙うテーオーケインズ武豊は「去年は異様な強さやった」と認めつつも、「やれると思うよ。なくはない。調教めっちゃ走るしね」と色気を見せる。経験豊富な陣営と将来性あふれる3歳馬が、ダートの帝王に立ち向かう。(水納 愛美)

スポーツ報知

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