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【チャンピオンズC予想】勝利パターンなら馬番2から11番重視? 前走中央使いの馬は勝利の前例なし?

  • 2022年12月04日(日) 07時35分
 今週からは「中山・阪神・中京」の3場開催。

 重賞は土曜日にステイヤーズS(GII・中山・芝3600m)とチャレンジC(GIII・阪神・芝2000m)。そして日曜日は後半戦のダート頂上決戦・チャンピオンズカップ(GI・中京・ダート1800m)が行われる。

 過去10年データを使って馬券ヒントを見つけるこのコーナー。今週は、同名の中京競馬場開催になってから9年目となるチャンピオンズカップでの狙いどころを探していこう。
注・過去データは8年分のものとなります。

1.上位人気3頭の勝率は50パーセント?

 いつものようにまずは上位人気馬のチェックから。

 チャンピオンズカップの1番人気馬は過去8年で2勝。成績は【2-3-0-3】で馬券圏内率は約62パーセントで、まずまずの成績を収めている。

 2番人気馬も2勝。しかし【2-0-0-6】でいまひとつの成績。一方の3番人気馬は0勝ながら【0-3-3-2】で、複勝圏内成績としては一番の狙い目か。

 この上位3頭以外の4勝分は、4番人気・6番人気・8番人気・12番人気がそれぞれ1勝ずつとなっている。「50パーセントの確率で4番人気以下の馬が勝っている」というのは、秋のGIシリーズのなかでも珍しいといえる。人気薄の単勝馬券で一発逆転を狙っても良いレースなのかもしれない。

2.中京になっても再好走傾向は強いまま?

 このレースの前身は阪神競馬場開催のGIジャパンカップダート(ダート1800m)で、阪神では08年から13年までの6年間開催されている。

 このときは一度馬券圏内になった馬が翌年や翌々年でも好走することが多かった。10&11年でトランセンドが連覇。ほかにも11〜13年で3年連続2着となったワンダーアキュート。12&13年で連続3着だったホッコータルマエなど、多くの馬が複数年で馬券になっていたのだ。ちなみにホッコータルマエは阪神開催での連続3着から、中京競馬場開催となった初年のチャンピオンズカップでも1着となっている。

 この再好走傾向は中京のチャンピオンズカップとなってからもわりと顕著だ。

 15年3着&16年1着サウンドトゥルー、17年1着&19年2着&20年2着のゴールドドリーム、19年3着&20年3着インティ、20年1着&21年2着チュウワウィザードなど、先例はかなり多い。そんな今年は、昨年3着以内から出走あるのはテーオーケインズただ1頭。同馬はダントツ人気確実だが、やはりこの馬中心ということなのかも。

3.1着馬は前走地方競馬使い限定?

 それでは前走ローテーションはどこからが好成績なのか。

 昨年は前走JBCクラシック組(JpnI)のワンツー。一昨年も同レースからの馬が1着だった。

 勝馬は前走JBCクラシックからが4頭。前走南部杯(JpnI)からが2頭。日本テレビ盃(JpnII)とJBCレディスクラシック(JpnI)からが1頭ずつとなっている。なんと、勝ち馬はすべて地方競馬経由。前走中央を使っている馬が1頭も勝っていないというのは意外。単勝狙うならば前走地方使い限定となるのか?

 ただ前走JBCクラシック1着馬が、このレースでも勝利したことはない。良くても2着。このジンクスをテーオーケインズは跳ね返せるか?

 ちなみに2着・3着馬の前走はどうだろうか?

 こちらは過去8年、16頭中地方経由が8頭・中央使いが8頭でイーブンである。

 中央使いは、8頭中5頭が前走みやこS組。そのほかは武蔵野S組2頭、エルムS組1頭だけ。前走中央使い馬は、フォーメーションの2.3着づけが正攻法となる。

4.やっぱり内枠が強い?

 過去8年のチャンピオンズカップはすべて15頭か16頭立ての開催。少頭数になったことはない。

 枠の有利不利でいえば、やや内枠有利の印象あり。1着馬でいえば、最内の馬番1番も勝っていないが、12番以降の馬も勝っていない。つまりこれまでは馬番2〜11番までの勝ちしかない。とはいえ馬券圏内ならば前例はアリ。勝利がないというだけだ。今年12番に入ったテーオーケインズはこれを跳ね返せるのか。

 ちなみに複勝圏内では7枠13番まで。7枠14番、さらに8枠の2頭は一度も馬券圏内にはなっていない。今年の14番タガノビューティー、15番サクラアリュール、16番レッドソルダードにとってはかなり厳しいデータとなる。

(netkeiba編集部)

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