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【ステイヤーズS】シルヴァーソニック重賞初制覇 きょうだい4頭目の重賞ウィナー

スポーツ報知
  • 2022年12月04日(日) 08時00分
◆第56回ステイヤーズS・G2(12月3日、中山・芝3600メートル)

 師走の名物長距離G2の第56回ステイヤーズS(中山)は、シルヴァーソニック(レーン)が内ラチ沿いから抜け出し、重賞初制覇。母エアトゥーレの産駒として4きょうだい重賞Vとなった。

 インから鮮やかに切り裂いて国内最長のマラソンレースを制した。シルヴァーソニックは好スタートを決めると好位の内ラチ沿いを確保。しかし、外へ持ち出そうとした2周目の4角では内へ押し込まれ進路がない。それでもレーンは慌てず、残り200メートルでラチ沿いのスペースに相棒を誘導。トップスピードに乗せると、一気に突き抜けて3/4馬身差で初の重賞タイトルへ導いた。殊勲の鞍上は「最終コーナーでは厳しい位置になったけど、スペースができたらすぐに反応していい脚を見せてくれた」とたたえた。

 マイル重賞勝ち馬の母エアトゥーレの産駒は中央デビューした11頭のうち10頭が勝ち上がっている。皐月賞キャプテントゥーレや、1200メートルのセントウルSを勝ったアルティマトゥーレがいるが、シルヴァーソニックは昨年3着だった3600メートルのG2を制し、きょうだい4頭目の重賞ウィナーとなった。

 父オルフェーヴルも管理した池江調教師は「ブラボー」とおどけてみせると、「牧場の方がよく立て直してくれて、使っているときと遜色ない状態に戻っていました」と区切りのJRA通算800勝目を振り返った。前走の天皇賞・春では発馬直後の落馬で競走中止の憂き目に遭った6歳馬が師走の中山で能力を証明した。(石行 佑介)

 シルヴァーソニック 父オルフェーヴル母エアトゥーレ(父トニービン)。栗東・池江泰寿厩舎所属の牡6歳。北海道千歳市・社台ファームの生産。通算20戦5勝。総獲得賞金は1億8104万円。重賞初勝利。馬主は(有)社台レースホース。

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