12月11日に阪神競馬場で行われる
阪神ジュベナイルフィリーズ(2歳牝・GI・芝1600m)。『netkeiba.com』の予想オッズで想定1番人気の
リバティアイランド(牝2、栗東・
中内田充正厩舎)は、大注目の一頭だ。
リバティアイランドは父
ドゥラメンテ、
母ヤンキーローズ、母の父
All Americanという血統。
母ヤンキーローズは現役時代、オーストラリアでG1・2勝の実績を持つ。一つ下の半弟
ヤンキーローズの2021(父
ロードカナロア)は、セレクトセール2021にて約4億円で落札されており、注目度の高い血統だ。
同馬の初陣は2022年7月30日の新潟競馬場での新馬戦(芝1600m)。道中は中団を追走し、最後の直線で外に持ち出すと残り200mの地点で先頭に立ち、後は後続を突き放す一方だった。2着馬に3馬身差をつけた完勝ぶりもさることながら、競馬ファンをさらに驚かせたのは上がり3ハロン31秒4という破格の数字。たった1戦で一気に世代の中心に躍り出た。
2戦目には10月に行われた
アルテミスSを選択。単勝1.4倍の断然人気に支持され、前走同様に中団を追走してレースを進めた。だが、最後の直線で進路がなかなか開かず、先に抜け出した
ラヴェルを最後に猛追するもクビ差届かず2着に敗れている。
阪神JFでは、
アルテミスSで敗れた
ラヴェルも出走を予定している。夏の新潟で見せた衝撃の末脚を再び繰り出しラ
イバルにリベンジできるのか、興味深いマッチアップとなりそうだ。