暮れの中山マイルの牝馬限定戦として親しまれていたオープン特別が、2015年から重賞に
リニューアル。同時に
愛知杯が年明けに移動し、12月の古馬牝馬の目標レースとしての位置付けが明確になった。
1.若い馬が中心
重賞昇格以降の7回で、3歳馬は[4-2-1-25]で複勝率21.9%、4歳馬は[2-4-3-23]で複勝率28.1%なのに対し、5歳馬は[1-1-2-32]で複勝率11.1%、6歳以上は[0-0-1-11]で複勝率8.3%。若い馬有利の傾向はオープン特別時代からあったが、それがより一層強まっている。
2.距離延長ローテは苦戦
近7回で、前走から距離延長となる馬は[1-0-1-20]で複勝率9.1%と苦戦傾向。冬場のタフな馬場状態で、急坂の中山ということから、延長ローテでは踏ん張りがきかないケースも多いのだろう。
3.前走ローカルは苦戦
近7回で、前走京都組が5勝、前走東京組が2勝。2・3着を見ても前走が東京・中山・京都・阪神だった馬ばかりで、前走ローカル場だった馬は[0-0-0-20]。
フィアスプライドは前走で今回と同舞台の
秋風Sを制してオープン入り。52kgという軽ハンデの恩恵はあったとはいえ、一頭違う脚で追い込む抜群の内容だった。牝馬同士なら昇級初戦から通用しても良いだろう。