スポーツニッポン杯「S1第60回
ゴールドカップ」が22日、
浦和競馬場で行われた。3番人気の
スマイルウィが2番手から抜け出して優勝。3個目の重賞タイトルを手に入れた。
1月までは条件馬だった
スマイルウィが22年をS1制覇で締めた。この日は水の浮く不良馬場。前が止まらないコンディションの中、好スタートを決めて迷わず前へ行く。逃げた
サルサディオーネを2番手でぴったりマークした。4コーナーで追いだしを開始。力強く伸びて、粘る
サルサディオーネをきっちりと捉えた。
「いい位置がうまく取れた。あとは馬がリズムをつくってくれた。この馬のスタートセンスには毎回頭が下がる」と全く隙のない横綱相撲に矢野は最敬礼。張田師も納得の表情だ。「この中間は気合が入っていたし、体重増も全く気にならなかった。スタートがいい馬なので、矢野騎手に任せていた」。今後は来年3月に行われる
京成盃グランドマイラーズ連覇を目指す。「もっと高いレベルで走れる」と矢野。さらなる成長を遂げ、マイル戦線の主役を担う。
◆
スマイルウィ 父
エスポワールシチー 母アップライジング(母の
父コマンズ) 牡5歳 船橋・
張田京厩舎 馬主・SRT 生産者・北海道新冠町の芳住鉄兵氏 戦績25戦13勝 総獲得賞金1億2593万円。
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