中山金杯で注目を集める3連勝中の明け4歳馬レッドランメルトが12月31日、意欲的な最終追いを行った。美浦Wコースで前を行くウィンターダフネ(3歳未勝利)とは10馬身近くあった。徐々に差を詰め、直線は内へ。6F81秒5〜1F11秒7(強め)。最後は力強い脚さばきで体を並べて、堂々と併入に持ち込んだ。

　動きを見守った国枝師は「前との差はかなりあったけど、追ってからしっかりしていたし、しまいは動いていた。順調にきている」と目を細めた。夏の札幌1勝クラスを皮切りに破竹の3連勝でオープン入り。22年に区切りのJRA通算1000勝を達成した名伯楽は「体はそう変わっていないけど、メンタル面の成長が大きい。掛かる面があるので、むしろ重賞の速いペースの方がいいと思うよ」と熱い手応え。重賞初挑戦で初Vを飾るようなら、大飛躍の一年になりそうだ。

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