今週は
日経新春杯が行われます。
ジャパンC3着の
ヴェルトライゼンデや、
プラダリア・
ヤマニンゼスト・
ヴェローナシチーなど明け4歳の今後活躍が期待されるメンバーが揃いました。このレースに出走を予定している有力馬について馬場や馬体といった視点を中心に解説していきたいと思います。
ヴェルトライゼンデ 前走時よりも無駄肉が取れてシャープになっている印象です。それでも筋肉の張りは良く、立ち姿も力強さが増したように思います。四肢にも柔らかみがあって、状態は前走より上に見えます。問題は59キロの斤量でしょう。それさえ克服できれば勝ち負け必至でしょう。
ヴェローナシチー 3勝クラスでも勝ち切れなかったように詰め切れないところはありますが、相手なりに走れるタイプです。その点ではハンデ戦が有利で、距離などを考えてもここは絶好の舞台と言えるでしょう。馬体はさらに絞り込んだ方が良いかも知れませんが、ふっくらして柔らかみ十分。能力は通用しますし、54キロで出られるここは突き抜けるところまであっても良いでしょう。
サンレイポケット 前走時は毛ヅヤが良く、大きな歩きを見せてデキは良く映りましたが、レースは反応が鈍く4着。ただ、内容としては悪くなかったと思います。左回りの方が実績がありますし、距離もこれくらいがベストと言えるでしょう。使われたことで更にトモに一張り出てくればベストです。ただ、ハンデ58キロは実績を考えるとちょっと重い印象はあります。
プラダリア 秋は仕上げ切れていない印象で、持ち前の切れを発揮することはできませんでした。今回はトモの筋肉がパワーアップしている印象ですが、仕上げはまだ甘そう。ただ、距離が短くなる分、前走の
菊花賞時よりは動けると思います。ハンデも悪くないですし、当日絞れていればかなり有力でしょう。
ヤマニンゼスト 菊花賞時でもデキの良さは目立ちましたが、後方から追い込んだものの6着まで。脚質的に厳しかった印象です。今回は冬毛こそ出てきているものの、筋肉の張りが良くなり、更にパワーアップしている印象です。個人的にここで好走して飛躍することが期待される1頭です。
ロバートソンキー 前走の
オールカマーでは直線でやや踏み遅れるところがありながらも
ジェラルディーナの2着。重賞クラスに目処を立てました。筋肉量が豊富で、直飛節ながらも柔らかみがあり、球関節の柔らかさも持ち合わせています。中距離なら重賞は勝てる馬でしょう。ここは条件も合いますし、まず大崩れはないと思います。
【総括】
現状では能力にハンデなども考慮して
ヤマニンゼストに魅力を感じています。結論は調教や枠順、馬場などを加味し
ウマい馬券で提供しますので、そちらもご注目下さい。
(文・古澤秀和)