10日に2022年度の
JRA賞競走馬部門の受賞馬が発表されました。
年度代表馬イクイノックス(
最優秀3歳牡馬)や
最優秀4歳以上牡馬タイトルホルダーのように、22年の最初から輝かしい成績を収めた馬がいる一方で、年明けには重賞実績すらなかった馬も。
最優秀4歳以上牝馬に選出された
ジェラルディーナです。
秋初戦のGII
オールカマーで重賞初勝利、次戦で一気にGIタイトル(
エリザベス女王杯)を手にして、
有馬記念でも3着。年後半の活躍を評価されて受賞しました。つまり、現時点ではまだ発掘されていない未来の
JRA賞受賞馬が隠れている…かもしれないってことですよね!?
ジェラルディーナと似た匂いを感じるのが
AJCCに出走する
エピファニー。デビュー2戦こそ敗れたものの、その後4連勝。オープン馬の仲間入りを果たしました。今回が重賞初挑戦ですが、「ここで結果を出して、さらに上の舞台を目指せるように頑張りたい」と宮田調教師は大きな期待を寄せています。かかる面がある馬ですが、以前に比べれば折り合いがつき前走は着差(1/2馬身)以上に強い内容。「イヤリング(1歳)の時から脚元に難しさがあり気を使いながらですが、だいぶ調整のルーティンができてきました」(宮田師)
前走は東京の舞台で勝ちましたが、どちらかといえば右回りの方がいいんだそう。「左に張る面があるので、現状は右回りの方がいいのかも」と宮田師。1週前はウッド単走で5ハロン67.6-12.3秒。強めに追われて好気配を示していました。「馬場が荒れていて走りづらそうでしたが、外めを通っていい時計。毛づやに波があるタイプですが、(今は)見るからに良さそう。最近では一番いいですね」と状態面に太鼓判を押しています。
このレースには同じ国枝厩舎出身の
奥村武調教師が管理する
ノースブリッジも出走。「奥村先生は“絶好調”と言っていた。負けないように頑張ります!」
“同門対決”にも注目が集まる一戦ですが、
エピファニーには、ここを
ステップにGI戦線へと駒を進めてほしいです!
(美浦の
JRA賞透視女子・三嶋まりえ)
東京スポーツ