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【AJCC】アリストテレス&エピファニー 父エピファネイアの“連敗ストッパー”になれるか

  • 2023年01月19日(木) 19時25分
 父に久しぶりの重賞タイトルをプレゼントできるか。AJCC(4歳上、GII、中山芝2200m)にアリストテレス(牡6、栗東・音無秀孝厩舎)とエピファニー(牡4、美浦・宮田敬介厩舎)、2頭のエピファネイア産駒が出走する。

 昨年に続き、今年も国内トップとなる種付料1800万円のエピファネイア。初年度産駒からデアリングタクト、2年目の産駒からエフフォーリアと続けて超大物を輩出し、誰もが認めるトップサイアーに上り詰めた。ただ、その評価とは裏腹に、昨年は低調な成績に終わった。一昨年6位だったリーディングは1世代増えたにもかかわらず9位に後退。獲得賞金も24億2700万円から20億1700万円にダウンしてしまった。その主な要因は上級クラスでの苦戦にあり、重賞は府中牝馬Sイズジョーノキセキの1勝のみ。牡馬に限れば、一昨年の有馬記念エフフォーリアを最後に重賞で40連敗中だから、どうも流れが悪い。

 連敗ストッパーを託された2頭は、ともに母の父ディープインパクトの血統馬だ。実績なら一昨年のこのレースを制したアリストテレス。昨年の3戦は全て2桁着順だったが、いずれも間隔が空いての実戦だった。一方、中4週以内では菊花賞2着を含めて[1-3-0-1]の好成績。走れる条件は揃っているだけに、何とか復活を果たしたい。そして勢いなら目下4連勝中のエピファニー。折り合いに課題があったが、馬具の工夫などで改善傾向。2200mへの距離延長さえ克服できれば、あっさりと重賞の壁を突破しても不思議ない。

 エピファネイア産駒の現役牡馬では、エフフォーリアが不動の横綱だが、今回の2頭も大関・関脇クラスの強豪だ。種付けシーズン目前の北の大地に、何としても吉報を届けたい。

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