1月22日に中京競馬場で行われる
東海S(4歳上・GII・ダート1800m)。このレースに芝長距離重賞に多数の出走経験を持つ
アイアンバローズ(牡6、栗東・
上村洋行厩舎)が登場する。
同馬は父
オルフェーヴル、
母パレスルーマー、母の
父Royal
Anthemという血統で、今回は
オルフェーヴル産駒の芝→ダート替わりに注目したい。
ダート初挑戦で勝ち星を挙げ、その後大きく飛躍した例として、2020年の桜島S(3勝クラス)を皮切りに交流重賞3勝を挙げ、遂には日本馬初のBCディスタフ(米G1)制覇の大偉業を果たした
マルシュロレーヌがいる。
2022年は
きさらぎ賞(GIII)勝ち馬
ラーゴムが、転向2戦目に吾妻小
富士S(OP)を勝利。他にも転向初戦で
横浜S(3勝クラス)を7番人気で勝ち、12月の
東京大賞典を制してGI馬となった
ウシュバテソーロや、
NST賞(OP)を白星を飾り、史上初牝馬で
武蔵野S(GIII)を勝利した
ギルデッドミラーなどがいる。まさに最近の
オルフェーヴル産駒のダート替わりは”アツい”といえるだろう。
重賞馬以外に最近の印象的な同産駒のレースとして、2021年に未勝利戦を10馬身差で完勝した
オセアダイナスティや、転向2戦目に単勝249.5倍の大金星を挙げた
セイレーンなどがいる。
アイアンバローズの半兄はアメリカダートG1・2勝を含む重賞6勝馬
パレスマリス(
Palace Malice)で、血統的な背景も充分。馬体重は500キロ前後あり、パワフルな馬体からどのような走りを見せてくれるのか、是非注目したい。