1月21日の中山11R・
初富士Sは2番人気の
スルーセブンシーズ(牝5歳、美浦・
尾関知人厩舎、父
ドリームジャーニー)が、最後の直線で力強く抜け出して、2021年3月の
ミモザ賞(3歳1勝クラス)以来、1年10か月ぶりの勝利を挙げた。
スタートを決め、道中は中団あたりを追走。1000メートル通過が61秒4の遅い流れになったが、しっかりと折り合い、4角では手応えよく外へ持ち出される。最後の直線では温存した末脚を一気に解き放ち、急坂で先に抜け出した
ヘッズオアテールズ(
三浦皇成騎手)を抜き去ると、内から詰め寄った
ルドヴィクス(
菅原明良騎手)に1馬身半差をつけてゴールした。
バシュロ騎手は「スペースがあいたら瞬発力を見せてくれた。強い勝ち方でしたし、全てうまくいったと思います」と笑顔。
尾関調教師は「強かったですね。前回も強い相手と戦って惜しかったですしね。一頓挫あって休養が長くなりましたけど、仕上がっていたと思います。ジョッキーもレース前に話していたように上手に乗ってくれました。56キロでハンデも重いなと思っていたけど、この走りをしてくれたので、胸を張って牝馬重賞戦線へ行けると思います。何とか条件的にも
エリザベス女王杯へ向けて調整していきたいですね」と久々の勝利を喜んだ。
スポーツ報知