1月21日の中京11R・睦月S(4歳上オープン、芝1600メートル、9頭立て)は、5番人気の
キングエルメス(牡4歳、栗東・
矢作芳人厩舎、父
ロードカナロア)が2番手から抜け出し、2021年
京王杯2歳S・G2以来となる3勝目を挙げた。勝ちタイムは1分34秒1(良)。
鞍上の
坂井瑠星騎手は現役54人目となる
JRA通算300勝を達成した。2016年3月5日の初騎乗から3667戦目での到達。重賞はG1の2勝を含む12勝を挙げている。
レースは内隣の
ライティアを行かせて2番手から、手応えよく進めた。4コーナーで前に並びかけていき、直線に入って満を持して
ゴーサイン。素早く抜け出し、1馬身3/4差のリードを保ってゴールした。
坂井騎手は「一緒に重賞を勝たせてもらい、昨年は海外遠征に連れて行ってくれた思い入れのある馬。スムーズであれば、ここでは力が上だと思っていました。直線は内ラチ沿いの一頭分の馬場が良かったので、そこを狙っていきました。イメージ通りの完璧なレースができました」と会心の笑みで振り返った。
節目の勝利について同騎手は「なるべく早く達成したかったですが、師匠である矢作先生の馬で達成できて本当にうれしく思います。まだまだ人気に応えられていないレースも多いので、もっと結果を出したいと思っています。今年は昨年以上の成績を残すことはもちろん、大きいレースでも活躍したいですし、若手騎手全体で競馬界を盛り上げていきたいです。自分がその中心にいられるように頑張ります」とコメントした。
スポーツ報知