昨年の
ナランフレグ、20年の
モズスーパーフレア、18年の
ファインニードル、17年の
セイウンコウセイ、16年の
ビッグアーサーと、過去10年で5頭がこのレースを経由して
高松宮記念を制している。冬場のハンデGIIIながら、春のGIを占う上で重要な一戦。
1.逃げて勝つのは難しい
コース改修以降に行われた中京芝1200mの古馬オープン32レース中、逃げての1着は20年
高松宮記念の
モズスーパーフレアだけ。これに関しても、繰り上がりでの1着だった。直線が長いだけに逃げて押し切るのは容易ではなく、終いの脚が要求されやすい。
2.馬格のある馬が強い
コース改修以降に行われた中京芝1200m古馬オープンの成績を、馬体重別で見てみると、440〜459kgは連対率6.2%、460〜479kgは連対率10.3%なのに対し、480〜499kgは連対率15.6%、500〜519kgは連対率15.1%、520〜539kgは連対率14.3%。
3.間隔が詰まっていると苦戦
過去10回で、年明けに一度使われていた馬は[1-4-4-61]で複勝率12.9%と苦戦。複勝回収率も59%と目立たず、休み明けの馬を中心に考えるのが良さそう。
グルーヴィットは前走の
タンザナイトSで3年5か月ぶりの勝利。元々GIクラスと目されていた素質馬がついに復活ののろしを上げた。2019年の
中京記念を勝つなど中京の芝には適性を見せており、久々の重賞でも期待できそうだ。