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【セントポーリア賞】“ドゥ軍団”の新たな一頭ドゥレッツァがクラシック路線に名乗り/POGマル秘週報

東京スポーツ
  • 2023年01月25日(水) 18時01分
 現在、JRAに登録されている“ドゥ”で始まる馬名は3歳世代だけで計15頭。イメージ通り、ドゥラメンテ産駒がその多くを占める。昨年暮れのホープフルSを制したドゥラエレーデドゥーラ(札幌2歳S)などの活躍馬が出ているトレンド馬名&血統だ。

 日曜(29日)東京の1勝クラス・セントポーリア賞(芝1800メートル)に出走するドゥレッツァ(牡・尾関)もドゥラメンテ産駒の“正統派”。ちなみに昨年の当レースの覇者は後に菊花賞で4着するなど活躍中のドゥラドーレス(牡=父ドゥラメンテ・宮田)である。

 ドゥレッツァも2戦1勝の戦績でまだ底を見せぬホープ。新馬戦(中山芝内2000メートル3着)は勝負どころで上がっていったものの、前々で流れに乗った1、2着馬を捕まえ切れなかったが…。続く未勝利戦(東京芝2000メートル1着)では好位集団の後ろにつけると、先に抜け出しかけた馬を最後はクビ差捕らえてみせた。当時の2着馬サトノグランツ、そして新馬戦の2着馬パクスオトマニカとも次走V。いずれのレースともレベルが高かったことを追記しておきたい。

「トレセンに入厩した時からそうですが、調教でも1回目より2回目、順応するのに少し時間がかかるタイプのようです。ただ学習能力自体は高い。2戦目ではレースぶりが初戦とは違っていましたからね」と話すのは尾関調教師。まだゲートをアオリ気味に出るなど、粗削りな内容の中にも、1戦目と2戦目の違いをハッキリと感じ取り、それを最大の長所ととらえている。

 1週前追い切りは南ウッドで3歳未勝利馬を相手に追走併入(6ハロン82.9-11.7秒)。トレーナーの見立てをなぞるがごとく、前走以上の動きを見せ、着々とステップアップしている印象を受ける。

「タイプとしてはまだまだこれから芯が入ってくる感じ。2000メートルから1800メートルになってどうかですが、ここを勝てるようなら先々を考えた場合に選択肢も広がる。それに上のクラスに上がればスピードも必要になってくるので(1800メートルの)ここでの走りがいい経験にもなる。課題のゲートも徐々に良くなっていますよ」

 尾関調教師は「経験を積んでいる段階」としながらも、しっかりと“先”を見据えている。

 鞍上には引き続きルメールを予定。ここを制してまた“ドゥ軍団”の新たな一頭がクラシック路線に堂々と名乗りを上げるのか、その走りに注目してほしい。

(立川敬太)

東京スポーツ

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