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【根岸S】オーロラテソーロ原優介騎手 イメージトレーニングが引き寄せた大チャンス/トレセン発秘話

東京スポーツ
  • 2023年01月26日(木) 18時01分
 先週木曜(19日)、この冬小倉に滞在している原優介騎手(22)の姿が美浦トレセンにありました。小倉から駆け付けたのは、根岸S(29日、ダート1400メートル=1着馬にフェブラリーS優先出走権)で騎乗するオーロラテソーロの感触をつかむため。「小倉に行く前に乗せていただくことは決まっていて、1週前の木曜は絶対に戻ろうと思っていたんです」。言葉の端々から熱い思いが伝わってきます。

 騎乗依頼が来たのは年明けすぐ。「確か1月2日だったと思うんですけど、年が明けて今年も頑張るぞ! と思っていた時に年末(阪神JF=ミシシッピテソーロ5着)のようなビッグチャンスを頂けて、めちゃくちゃうれしかったです」と声を弾ませていました。

 実は、ずっとこの馬のことを気にかけていたそうなんです。「デビュー前の攻め馬に乗せてもらって“背中のいい馬だな”と思っていました。デビューしてしばらくは勝てなかったんですけど、適条件を見つけてからはオープンまで行って、攻め馬の感触は間違いなかったなと思いました。ずっと乗りたいなと思っていたけど重賞も勝っているような馬。なかなかそんなチャンスはないじゃないですか。だから、騎乗依頼が来た時は本当にうれしかったですね」

 昨年からの自身の変化も依頼を引き寄せたのかもしれません。

「昨年末あたりから、勝負服や帽子なども思い浮かべてイメージトレーニングをするようにしたんです。思い通りにいかないことも想定しているので、焦らなくなりましたね」

 入念にイメージトレーニングを重ねたことがいい方に出ているようで、実際に今年は7番人気のトーセンメラニーで差し切る(7日=中山2勝クラス)など、好プレーが光ります。

 年明け早々に訪れた大きなチャンス。「メンバーも揃っていますけど、レースのペースを握れると思っています。ステップレースなので、結果を出してフェブラリーSも乗せてもらえるように、万全の態勢で臨みたいと思います」と気合十分。人馬ともに、大舞台へ向けた大事な一戦になりそうです。

(美浦の燃える若手騎手発見女子・三嶋まりえ)

東京スポーツ

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