理由はハッキリしないが、
東京新聞杯(4歳上、GIII、芝1600m)は高齢馬が苦戦するレースだ。
過去72回で7歳以上の高齢馬が勝ったのは95年
ゴールデンアイ(牡7)、96年
トロットサンダー(牡7)、00年
ダイワカーリアン(牡7)の3回のみ。01年以降に限れば、延べ85頭が出走しながら[0-3-2-80]と未勝利。02年
ディヴァインライト(牡7)、08年
リキッドノーツ(牡7)、16年
エキストラエンド(牡7)の2着が最高着順となっている。
今年は
カイザーミノル(牡7、栗東・
北出成人厩舎)、
シュリ(牡7、栗東・
池江泰寿厩舎)、
ピースワンパラディ(牡7、美浦・
大竹正博厩舎)の3頭がエントリー。
カイザーミノルと
ピースワンパラディはともに前走で
京都金杯を走り、それぞれ0秒3差の5着、0秒3差の4着と善戦。また、
シュリは前々走の
関屋記念が惜しい2着だった。いずれも衰えは皆無。近5年に出走した7歳以上の15頭のうち、実に14頭は2桁人気だったが、今年は勝利を意識できる布陣と言えるだろう。
精鋭3頭で高齢馬受難の歴史に終止符を打てるか。ベテランの奮起に注目したい。