史上初となる牝馬Vを目指し、
ショウナンナデシコ(牝6、栗東・
須貝尚介厩舎)と
スピーディキック(牝4、浦和・
藤原智行厩舎)が
フェブラリーS(4歳上、GI、東京ダ1600m)に参戦する。
牝馬には難攻不落のレースだ。GII時代の96年に名牝
ホクトベガが制覇。しかし、翌97年にGIに昇格して以降は延べ33頭が挑み、00年
ゴールドティアラの2着が最高。昨年は
桜花賞馬の
ソダシが参戦したものの、健闘及ばずの3着だった。
今年こそ牝馬の台頭があるのか。有力候補だった
ギルデッドミラーが骨折で回避したのは残念だが、残りの2頭もノーチャンスではない。
ショウナンナデシコは昨年の
かしわ記念の覇者。このレースを含め、ダートマイルでは目下重賞3連勝中。昨秋以降は4連敗を喫しているが、得意の距離で一変があっていい。一方の
スピーディキックも地方馬相手ではあるが重賞3連勝中。今回は一気の相手強化となるものの、勢いでは引けを取らない。
27年ぶり、そしてGI昇格後では初となる牝馬の
フェブラリーS制覇へ。2頭の奮闘に注目したい。