エフフォーリアの半妹
ペリファーニア(牝3、美浦・
鹿戸雄一厩舎)が
チューリップ賞(3歳・GII・阪神芝1600m)で重賞初挑戦初制覇を狙う。
圧巻の新馬勝ちだった。兄と同じ鹿戸厩舎から、兄の主戦を務めた
横山武史騎手を迎え、
有馬記念当日の中山芝1600mでデビュー。序盤こそ後方寄りの位置取りだったが、徐々に押し上げて3角では先団に取り付く。そして直線に向くと早々と抜け出し、2着の
レッドシュヴェルトに2馬身差、3着
アスピシャスデイには更に5馬身差をつけてゴール。単勝1.4倍の圧倒的1番人気も納得のレースぶりだった。
牝馬にしては大柄な500kg近い馬体もスケール感たっぷり。血統も加味すれば、この一戦だけでクラシック候補の呼び声が挙がるのも当然だろう。
チューリップ賞が重賞となった94年以降、キャリア1戦の馬は24頭が挑み、98年
ロッチラヴウインク、17年
ミスパンテール、22年
ピンハイの2着が最高着順。
エポックメイキングな勝利を手にして、一気にクラシックの主役を目指す。