「
金鯱賞・G2」(12日、中京)
重賞初勝利を狙う
プログノーシスが主役だ。キャリア7戦中6戦で上がり最速をマークしているように切れ味は一級品。ただ、前走の
中日新聞杯でも見せたように立ち回りで器用さを欠き、展開に左右されやすいのは弱点だ。4戦4勝と相性抜群の川田とのコンビで、待望の初タイトル獲得といく。
4歳の
フェーングロッテンは、ブリンカーを着用してから成績が安定。昨夏に
ラジオNIKKEI賞で重賞初Vを飾ると、距離が長かった
菊花賞こそ15着と大敗に終わったが、
新潟記念、
中山金杯をともに3着と中距離では力を発揮している。ここも大崩れはない。
昨年は
金鯱賞を
ステップに
大阪杯を制した
ポタジェ。その後はひと息の戦績だが、友道師は「去年も強い相手の4着だし、コーナー4つはいいと思う」と反撃に期待する。G1馬の底力を見せたい。
ディープモンスターも充実一途。3歳時はクラシックを皆勤し
菊花賞では5着と健闘。その後は間隔をあけ、成長を促されながら力をつけてきた。前走の
関門橋Sを制して勢いに乗る今なら、重賞初Vの可能性も十分だ。
経験豊富な中京で重賞2勝目を狙う
マリアエレーナ、重賞初挑戦ながらキャリア13戦で〈4441〉と堅実な
ヤマニンサルバム、重賞戦線でも善戦が続く
アラタ、古豪の
ハヤヤッコなど伏兵も多彩だ。
提供:デイリースポーツ