川崎所属の
ラビュリントス(牝3、川崎・
内田勝義厩舎)が
桜花賞の優先出走権獲得を目指し、
アネモネS(3歳・リステッド・芝1600m)に参戦する。
ラビュリントスは父が
キンシャサノキセキ、母が中央の芝で4勝を挙げた
ブリトマルティスという血統。半姉にはやはり中央の芝で3勝した
クローソーがいる。昨年5月に門別でデビューし、中央初挑戦だった
すずらん賞では9着に敗れたが、知床賞(盛岡ダ1400m)で重賞初制覇。
続く
ジュニアグランプリ(盛岡芝1600m)では中央のオープンを制している
ジョリダムや
コスモイグロークを下し、重賞2連勝を果たした。前走の
東京2歳優駿牝馬(大井ダ1600m)では11着に大敗したが、これまでの戦績や血統から見て、本質的には芝向きのイメージ。ならば、中央勢が相手でも侮れない面はある。
アネモネSに地方所属馬が参戦するのは、12年
エミーズパラダイス(12着)以来、11年ぶり。勝てば07年
エミーズスマイル以来、16年ぶりの快挙となる。中央の厚い壁を突破し、是非とも
桜花賞へと駒を進めたい。