菊花賞、
有馬記念とGIレースでの2着が続いている
ボルドグフーシュ(栗東・
宮本博厩舎)。次走は
阪神大賞典(3月19日・阪神芝3000m)への出走を予定しており、今朝8日はレースに向けた1週前追い切りを行っている。
2回目のハローが終了した直後のCW。
川田将雅騎手を背に入場して、
セイイーグルとの併せ馬。1コーナーから2コーナーは
ボルドグフーシュが外を回って、前との距離をあけるために調整しながらの走り。3コーナーからはある程度の追走距離になり、4コーナーは内から前を追いかける形で直線に向いていく。
並びかけるまで速かったが、突き放すのも一瞬。相手も止まったわけではないのだが、ほぼ抵抗することができずに、最後は5馬身近く、
ボルドグフーシュが先着していた。
全体時計は6F79.9〜5F64.3〜4F50.1〜3F36.1〜2F22.9〜1F11.4秒。ラップにしてもらえば分かるが、最後の直線は11.5秒から11.4秒。そりゃあ、相手もついていけないよという数字だけに、さすがGIで通用する脚力といった感じ。休み明けとしては十分な1週前の動きではないだろうか。
(取材・文:井内利彰)