フラワーCの勝ち馬が
桜花賞に出走したのは、過去10回だと21年の
ホウオウイクセルのみ。世代最初の牝馬中距離重賞ということもあり、
桜花賞への最終便というよりは、
オークス含め中距離路線を目指す馬による戦いという意味合いが強い。
1.先行スピードが勝利の条件
過去10回で4角4番手以内の馬が10勝。2着には差し馬が届くケースが多いのだが、勝ち切るためには、4コーナーで先団に取り付いていることが求められる条件だと言える。
2.距離短縮組が好成績
過去10回で、前走から距離短縮となる馬は[2-5-1-17]で複勝率32.0%なのに対し、前走も1800mだった馬は[3-3-2-35]で複勝率18.6%、距離延長となる馬は[5-3-6-61]で複勝率18.7%。
3.キャリア数に注目
過去10回で、キャリア4戦以内だった馬が9勝。全体で見ても、キャリア4戦以内の馬は[9-7-7-75]で複勝率23.5%と、大半の好走馬を出している。対して、キャリア5戦以上だった馬は[1-4-2-38]で複勝率15.6%。
マテンロウアルテはここまで2000mを3戦して、3・2・1着で勝ち上がり。ここ2走は逃げた上でメンバー上位の上がりを使う内容で、現状での完成度は高い。大半が1勝馬というメンバー構成のここなら引き続き期待できるだろう。