サトノクラウン産駒の
ニシノコウフク(牝3、美浦・
伊藤大士厩舎)が
フラワーC(3歳・GIII・中山芝1800m)に参戦する。
にわかに勢いづいている。現3歳が初年度となる
サトノクラウン産駒は、先週までに14頭が勝ち上がり。2月の
春菜賞を
トーセンローリエが制してオープン馬第一号になると、先々週の
弥生賞では
タスティエーラが父に初の重賞タイトルをプレゼント。返す刀で先週の
アネモネSを
トーセンローリエが勝ち、牡牝両方でクラシック候補誕生となった。
ニシノコウフクもこの2頭に続きたい。昨年8月の新馬戦(新潟芝1600m)を快勝。その後は勝利に手が届いていないが、年明け2戦は自己条件で0秒2差の2着、0秒4差の3着に健闘している。とりわけ前走のデイジー賞はスタート直後に寄られる不利があってのものだから、着順以上に中身があった。今回は重賞とはいえ、オープン馬は僅か2頭だけというメンバー構成。ならば、父に2つ目のタイトルを届けるシーンまであっていい。