スマートフォン版へ

ルーキーJRA勝利一番乗り 加藤士調教師も太鼓判を押す小林勝太の将来性/トレセン発秘話

東京スポーツ
  • 2023年03月16日(木) 18時01分
 先週日曜(12日)の中山最終レースで客席を沸かせたのは、ルーキー小林勝太騎手(20=小野)。鮮やかに逃げ切って、JRA初勝利を挙げました。同期では最初のJRA勝利。「よかったです。もちろんうれしいんですけど、安心した気持ちの方が大きかったですね」。

 その反響は大きく、2日たっても返し切れないほどの連絡が来たんだとか。火曜(14日)朝のトレセンでも“おめでとう!”と多くの人から祝福されている姿を見かけました。

 勝ったアメトリーチェ加藤士津八厩舎の所属馬。「実習生のころからほとんど毎日調教に乗せてもらっていましたし、競馬も1週目から乗せてもらいました。“何とか”と思っていたので、お世話になっている厩舎で勝ててうれしかったです」と笑顔を見せていました。

 うれしいのは加藤士調教師も同じ。「よかったですよね。同期一番乗りだったのは、僕もうれしかったです」と目を細めました。今回の縁ができたきっかけは厩舎スタッフ。「“うまいヤツがいる”と聞いたんです。最初は調教で時計が狂うことはあるんですけど、かかったり持っていかれたりすることはありませんでしたね。

 ただ、調教でうまくても競馬は下手ということもあるので、どうかな、と思っていたんです。でも、これなら、と思いましたね。冷静に、考えて乗っている騎手は見ていても“うまくなるな”と思うんですが、勝太もうまくなるなと感じました」と将来性を見込んでいます。

 加えて「いつか(騎乗依頼が重なって)“乗れないっす”って言われるかも(笑い)。でも、その方がいいですね。そういうジョッキーになってほしい」。

 小学校4年生の時に、予選会で選ばれた7〜13歳の子供が参加するジョッキーベイビーズ(12年)を東京競馬場で優勝、競馬にのめり込むようになったという小林勝騎手。憧れだったジョッキーとして初めての勝ち星を挙げましたが、まだ第一歩を踏み出したばかり。本人も「課題は尽きないです」と気を引き締めていました。

 目標とするダービージョッキー、そして、世界でも活躍できるジョッキーへ。大きな目標に向け、さらなる飛躍に期待です!

(美浦の初勝ち新人注目女子・三嶋まりえ)

東京スポーツ

みんなのコメント

ニュースコメントを表示するには、『コメント非表示』のチェックを外してください。

ミュート・コメント非表示の使い方
  • 非表示をクリックし「このユーザーの投稿を常に表示しない」を選択することで特定のユーザーのコメントを非表示にすることができます。(ミュート機能)
  • ※ミュート機能により非表示となった投稿は完全に見えなくなります。このため表示件数が少なく表示される場合がございますのでご了承ください。なお、非表示にしたユーザーはマイページからご確認いただけます。
  • 『コメント非表示』にチェックを入れると、すべてのニュース記事においてコメント欄が非表示となります。
  • ※チェックを外すと再びコメント欄を見ることができます。
    ※ブラウザを切り替えた際に設定が引き継がれない場合がございます。

アクセスランキング

注目数ランキング

ニュースを探す

キーワードから探す