NHKマイルカップを頂点とする3歳マイル路線に組み入れられているレースで、
シンザン記念や
アーリントンC、
フェアリーSなどから挑んでいた馬が過去10年間で5勝。中でも
シンザン記念組は【3-0-0-4】と良績を残している。
マイル重賞を歩んできた馬は強そうだが、人気から見れば1番人気馬は過去10年で1勝のみだが、3番人気以内まで枠を広げれば【7-6-2-15】と堅調傾向。ただし、今年でいえば逃げ、先行馬が多くペース次第では波乱もおきそうで難解だ。
◎
ペースセッティングは
シンザン記念2着。逃げなければ競馬ができない馬ではないが、この時は前半の半マイル通過46.3秒、1000m通過58.1秒というペースで逃げ、結果的には勝ち馬の決め手に屈したが、最後1度は突き放した。父は欧州のス
プリンターで、母は愛国1000ギニー優勝馬。ゴチャつくような競馬は得意ではないかもしれないので、もまれないような競馬をしたいところだ。
〇
カルロヴェローチェは白梅賞優勝馬。人気を裏切った
野路菊Sは結果からいえば距離の問題もあったかもしれない。スピード豊かで前向きな馬だけに、距離短縮はプラス材料と判断したい。祖
母シーイズトウショウは
桜花賞2着。血統表全体がスピード感に満ちており、不安よりも楽しみの方が大きい。
▲
スーパーアグリは阪神競馬場芝1400m新馬戦優勝馬。秋明菊賞、さざんか賞はともに4着で確勝を期した前走の平場戦は折り合い重視の作戦で後方待機。最後の直線はインをついたが、前が空かずに伸びきれなかった。スムーズなら、と思わせる末脚だった。
△
バグラダスは
朝日杯FS5着。スピード豊かな馬だが、どちらかといえばダート適性の高さを伺わせる血統構成で、芝の重賞ではワンペースタイプか。それでも、2勝目をあげたときの1分20秒8は優秀で、軽視はできない。
レース慣れを感じさせる△
サトノグレイト、芝コースは初めてだが血統的にこなして不思議ない△
ハチメンロッピ、将来性を感じさせる△
テラステラ、最後に△
スプレモフレイバーの名前もあげておきたい。