前走の
阪急杯を制した
アグリ(牡4、栗東・安田隆行厩舎)が
高松宮記念(4歳上・GI・中京芝1200m)でGI初挑戦初制覇に挑む。
96年に
高松宮記念(当時は高松宮杯)がGIとなると、翌97年から
阪急杯は前哨戦の位置づけとなった。05年までは1200m、06年以降は1400mと施行条件の変更こそあったが、
阪急杯の勝ち馬はほぼ毎年、同年の
高松宮記念に参戦。
24頭で[3-5-3-13]の勝率13%、複勝率46%と上々の成績を残している。ただ、近年は勝利から遠ざかっており、14年に
コパノリチャードが制して以降は6連敗中となっている。
9年ぶりに
阪急杯覇者が
高松宮記念も連勝となるか。
アグリの最大の不安材料は1200mで未勝利という点だが、
阪急杯の勝ち時計(1分19秒5)は、21年
レシステンシア(1分19秒2)に次いで史上2位。馬場状態を考慮しても非常に優秀なものだった。ならば、スピード面の対応という意味では不安なし。4連勝の勢いで一気にGI初制覇といきたい。
【
阪急杯覇者の同年
高松宮記念V】
04年
サニングデール(2番人気)
13年
ロードカナロア(1番人気)
14年
コパノリチャード(3番人気)