昨年の菊花賞を制したアスクビクターモア(牡4、美浦・田村康仁厩舎)が日経賞(4歳上・GII・中山芝2500m)で始動する。

　平成以降の菊花賞馬は34頭。菊花賞がラストランとなったバンブービギンとダンスインザダーク、そしてアスクビクターモアを除いた31頭の次走の成績は[7-5-5-14]の勝率23％、複勝率55％。しかし、次走が翌年だった馬に限ると、[1-1-2-4]の勝率13%、複勝率50％。91年阪神大賞典を制したメジロマックイーンを最後に7連敗中となっている。

　タイトルホルダーとの菊花賞馬対決で盛り上がる一戦。アスクビクターモアがジンクスに打ち勝つことができるのかどうかにも注目したい。

【次走が年明けだった菊花賞馬の成績(平成以降)】
91年阪神大賞典・メジロマックイーン(1着)
92年有馬記念・レオダーバン(13着)
98年金鯱賞・マチカネフクキタル(6着)
08年大阪杯・アサクサキングス(3着)
11年京都記念・ビッグウィーク(6着)
14年大阪杯・エピファネイア(3着)
15年宝塚記念・トーホウジャッカル(4着)
19年AJCC・フィエールマン(2着)