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【高松宮記念】ナリタブライアン4着にクリノガウディー降着… 今年こそロベルト系初Vへ強力2頭出し

  • 2023年03月23日(木) 07時00分
 ロベルト系は高松宮記念(4歳上・GI・中京芝1200m)で悔しいレースが続いている。

 今でも多くのファンの記憶に残っているのは、GIに昇格した96年だろう。三冠馬のナリタブライアン(父ブライアンズタイム)がスプリント戦、しかも3200mの天皇賞(春)から2000mの距離短縮での参戦ということで物議を醸した。

 レースは序盤で追走に苦しみ、直線で追い上げたものの、フラワーパークから0秒8差の4着。レース後、右前脚に屈腱炎を発症したため、このレースがラストランとなった。

 その後、11年と12年にはサンカルロ(父シンボリクリスエス)が2年連続で2着。極めつけは20年のクリノガウディー(父スクリーンヒーロー)。先頭でゴールしたものの、直線で内に斜行したとして4着に降着となった。

 今年は強力2頭出しだ。モーリス産駒のピクシーナイト(牡5、栗東・音無秀孝厩舎)は一昨年のスプリンターズSの覇者。今回は骨折による1年3カ月の長期休養明けとなるが、攻めは抜群に動いている。地力でねじ伏せるシーンがあってもいいだろう。

 もう1頭はポイントオブエントリー産駒のロータスランド(牝6、栗東・辻野泰之厩舎)。昨年はクビ差の2着。昨年同様、得意の道悪になれば侮れない。ナリタブライアンから27年、待ちに待った初制覇を期待したい。

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