「
大阪杯・G1」(4月2日、阪神)
混戦ムードが漂う春の古馬中距離王決定戦。中心は昨年の2冠牝馬
スターズオンアースだ。
秋華賞3着後に左前肢繋靱帯炎を発症したが、約半年間の休養を経て「
秋華賞時と比べても、ここまでの過程は遜色ない」と高柳瑞師。万全の状態で堂々の主役を張る。
中山記念を制した
ヒシイグアスも有力。堀師は「昨年とは違って整っていて、活気がある」と好ムードを伝える。4カ月の休み明けで挑み4着に終わった昨年と比較して、仕上がりは雲泥の差。順調な臨戦過程から初戴冠があっても驚けない。
迎え撃つ関西勢では
ヴェルトライゼンデに注目だ。屈腱炎による長期離脱から、昨年6月の
鳴尾記念で復帰。以降は重賞V2に加えてジャパンCでも3着と、その走りに陰りは一切ない。6度目のG1挑戦で悲願成就へ。
昨年の
エリザベス女王杯覇者
ジェラルディーナも侮れない。
有馬記念でも牡馬相手に3着と好走したように、秘める能力は現役トップクラス。「また
イクイノックスとやりたい」と、斉藤崇師はチャンピオンとの再戦を熱望。そのためにもここで結果が求められる。
武豊と2度目のコンビとなる快速馬
ジャックドールや近況の充実ぶりが光る
ラーグルフ、昨年の覇者
ポタジェなども虎視たんたん。
提供:デイリースポーツ