先週の
高松宮記念で単勝12番人気の
ファストフォースをVに導き、“花の35期生”のG1勝利一番乗りを決めた
団野大成騎手(22)=栗東・斉藤崇。お祝いのメッセージは200件を超え、「返信に2時間もかかりました」と笑顔で振り返る。
2週連続の
ビッグタイトル獲りを狙う
大阪杯は、
キラーアビリティとのコンビ。20年
エリザベス女王杯(
リュヌルージュ12着)以来となる、所属厩舎の馬でのG1挑戦だ。どの馬にも分け隔てなく騎乗しているが、自厩舎で勝利した際には平場でも思わず
ガッツポーズが出るなど、とりわけ思い入れが強い。
「いつもお世話になっているので。いろいろ迷惑を掛けてきましたし、たくさん助けてもらっています。恩返しをしたい気持ちが強いです」
相棒には2歳時から調教にまたがり、念願の実戦騎乗を果たした昨年の
中日新聞杯でVと手の内に入れている。「追い切りも最後はセーブする感じで、余力たっぷりでした」と色気十分だ。これまでの感謝を、最上の結果で示してみせる。(デイリースポーツ・山本裕貴)
提供:デイリースポーツ