「
大阪杯・G1」(2日、阪神)
絶好の枠を引き当てた。AJCC覇者
ノースブリッジは2枠4番に決定。内めの偶数枠に、杉木助手は「4番か6番あたりが欲しいと思っていました。
ジャックドールや
ノースザワールドは外。いい所に入りましたね」と、願いかなって明るい表情を見せた。
31日は角馬場で体をほぐした後に美浦坂路を1本。土曜の輸送に備えて軽めの調整にとどめたが、「すごいです。元気いっぱい。相手関係はありますが、状態だけなら勝負できると思います」と万全の仕上げに胸を張る。
課題を挙げれば、阪神までの長距離輸送。過去に福島までの輸送は経験しているが、これだけ長いのは初めてだ。だが、オンとオフの切り替えができるのがこの馬のセールスポイント。「向こうで1泊するのがどうかも、大丈夫だと思います。頭のいい馬。自分で競馬のスイッチを入れるでしょうし、極端に馬体重が減らなければ」と期待感を口にする。
あとはベテラン・岩田康にバトンタッチ。目下絶好調の
奥村武厩舎は、岩田康とのコンビでJRA通算61戦12勝、2着3回という相性の良さ。戦いを重ねる度に絆を強めてきた。悲願のG1制覇へ向けて、準備は万全。絶好枠を追い風に、待望の瞬間を迎える。
提供:デイリースポーツ