9日、阪神競馬場で行われた桜花賞(3歳・牝・GI・芝1600m)は、後方からとなった川田将雅騎手騎乗の1番人気リバティアイランド(牝3、栗東・中内田充正厩舎)が、直線で大外からまとめて各馬を抜き去ると、2番手追走から抜け出た6番人気コナコースト(牝3、栗東・清水久詞厩舎)をも差し切って、これに3/4馬身差をつけ優勝した。勝ちタイムは1分32秒1(良)。

　さらにクビ差の3着に5番人気ペリファーニア(牝3、美浦・鹿戸雄一厩舎)が入った。なお、3番人気ハーパー(牝3、栗東・友道康夫厩舎)は4着、2番人気ライトクオンタム(牝3、栗東・武幸四郎厩舎)は8着に終わった。

　勝ったリバティアイランドは、父ドゥラメンテ、母ヤンキーローズ、その父All Americanという血統。阪神JFからの直行でGI連勝を果たした。川田将雅騎手とドゥラメンテ産駒は連覇。中内田充正厩舎はクラシック初制覇。

【勝ち馬プロフィール】
◆リバティアイランド(牝3)
騎手：川田将雅
厩舎：栗東・中内田充正
父：ドゥラメンテ
母：ヤンキーローズ
母父：All American
馬主：サンデーレーシング
生産者：ノーザンファーム

【全着順】
1着　リバティアイランド　1人気
2着　コナコースト　6人気
3着　ペリファーニア　5人気
4着　ハーパー　3人気
5着　ドゥアイズ　4人気
6着　シンリョクカ　9人気
7着　シングザットソング　11人気
8着　ライトクオンタム　2人気
9着　ブトンドール　16人気
10着　エミュー　15人気
11着　ラヴェル　10人気
12着　キタウイング　12人気
13着　モズメイメイ　7人気
14着　ドゥーラ　8人気
15着　コンクシェル　14人気
16着　ジューンオレンジ　18人気
17着　ムーンプローブ　17人気
18着　トーセンローリエ　13人気

【桜花賞】英1000ギニーを基にした牝馬3冠競走(桜花賞・優駿牝馬・秋華賞)の第一関門。1939年の前身競走は中山競馬場1800ｍだったが、47年に京都競馬場での1600ｍ戦へ変更され現在の名称に。50年には阪神競馬場へと開催場を変え、現在に至る。

＜桜花賞ダイジェスト＞

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