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思い出の「戦国皐月賞」97年11番人気サニーブライアン逃げ切り

スポーツ報知
  • 2023年04月10日(月) 07時00分
 混戦の皐月賞は…と問われて真っ先に浮かんだのが、サニーブライアンが押し切った1997年。正確に表現すると、春の2冠が混戦と呼ばれた年だった。ただし、春が終わる頃、我々が見誤っていたことに気付かされることになる。

 95、96年の2年間、クラシック戦線は、一頭の種牡馬の子供たちに席巻されていた。サンデーサイレンス。特に皐月賞は95年がジェニュインタヤスツヨシ、96年がイシノサンデーロイヤルタッチと、前評判の高かった“SS”産駒のワンツーフィニッシュだった。

 ところが97年はガラリと様相を変えた。上位人気に、SS産駒は4番人気のオースミサンデーのみ。94年に3冠馬ナリタブライアンを送り出したブライアンズタイムの強烈な巻き返しがみられた。

 1番人気は共同通信杯の勝ち馬でスプリングS2着のメジロブライト。2番人気に報知杯弥生賞の優勝馬ランニングゲイル、3番人気に毎日杯2着のヒダカブライアンが続いたが、絶対的な主役は不在。レースは、サニーブライアンがスタートから思い切りよく先手を奪った。道中、テイエムキングオーに主導権を譲ったが、4コーナー手前から先頭に立ち、後続を引き離した。ゴール前、シルクライトニングフジヤマビザンに、大外からメジロブライトが強襲したが、粘り切った。

 弥生賞3着、若葉S4着と、前哨戦で地味な歩みだったサニーブライアンだったが、勝ちっぷりは鮮やかだった。ブライアンズタイム産駒のワンツーで、3頭のSS産駒は掲示板にすらいなかった。1〜3着馬の人気は〈11〉〈10〉〈12〉。3連単があれば…。この時点ではダービーへ向けて、サニーブライアンの強さを理解できなかった。というよりも理解しようとしなかった。恥ずかしい限りである。(編集委員・吉田 哲也)

スポーツ報知

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