スプリングSを制した
ベラジオオペラ(牡3、栗東・
上村洋行厩舎)が
皐月賞(3歳牡牝・GI・芝2000m)でGI初制覇を目指す。
まだまだ底を見せていない。前走の
スプリングSでは、ともに番手で運んだ過去2戦とは違い、中団からの競馬を選択。勝負どころで外から差を詰めると、直線でもしっかりと伸びて、重賞初制覇を果たした。これで3戦3勝。それぞれのレースの馬場状態が稍重→良→重だったように、どんな状況でも力を発揮できるのは大きな強みだ。
かつては最重要
ステップレースとされた
スプリングSだが、近年は存在感が薄れている。
スプリングSを
ステップに
皐月賞を制した馬は18年の
エポカドーロが最後。
スプリングSと
皐月賞を連勝した馬は、13年の
ロゴタイプ以来、10年も出ていない。さらに
スプリングSを経ての無敗Vとなれば、92年の
ミホノブルボン以来で31年ぶり。長年の空白を埋める勝利を期待したい。
【前走
スプリングS組の
皐月賞制覇】(84年の
グレード制導入以降)カッコ内は
スプリングSの着順
85年
ミホシンザン(1着)
89年
ドクタースパート(3着)
92年
ミホノブルボン(1着)
94年
ナリタブライアン(1着)
03年
ネオユニヴァース(1着)
04年
ダイワメジャー(3着)
06年
メイショウサムソン(1着)
09年
アンライバルド(1着)
11年
オルフェーヴル(1着)
13年
ロゴタイプ(1着)
18年
エポカドーロ(2着)