◇G1・
皐月賞(2023年4月16日 中山芝2000メートル)
クラシック3冠ロード第1弾「
皐月賞」は、
ソールオリエンス(牡3=手塚)が制し、G1初制覇を飾った。勝ち時計は2分0秒6。2着に
タスティエーラ(牡3=堀)、3着に
ファントムシーフ(牡3=西村)が入った。騎乗した横山武は
ガッツポーズしながら歓喜の絶叫だった。
「ほんとにたくさんいい馬乗せてもらっているにも関わらず去年はG1でいい成績残せなかったので。何が足りないんだと毎日毎日研究して、それでも結果が出なかった。ここで馬のおかげだけど、いい結果を出せて良かった。この馬の強さは僕が一番知っているので。自信を持って臨みました。走る馬、凄くいい馬です」
ソールオリエンスは父
キタサンブラック、
母スキア(母の父モティヴェーター)の血統で通算3戦3勝。3戦での優勝は2歳戦が実施されるようになった1946年以降、最少キャリアとなった。
横山武は
JRA・G1通算6勝目、手塚師はG1通算9勝目を挙げた。
【全着順】
(1)
ソールオリエンス(2)
タスティエーラ(3)
ファントムシーフ(4)
メタルスピード(5)
ショウナンバシット(6)
シャザーン(7)
トップナイフ(8)
ウインオーディン(9)
フリームファクシ(10)
ベラジオオペラ(11)
グリューネグリーン(12)
グラニット(13)
タッチウッド(14)
マイネルラウレア(15)
ワンダイレクト(16)
ラスハンメル(17)
ホウオウビスケッツ(18)
ダノンタッチダウン ▽
皐月賞 1939年に英国の「2000ギニー」を範として、「横浜農林省賞典四歳呼馬競走」として創設された。43年に東京に移設。戦争による中断を挟み、49年から中山で現在の名称で施行されている。クラシック3冠の第1弾で「
皐月賞は最も速い馬、ダービーは最も運がある馬、
菊花賞は最も強い馬が勝つ」と言われる。
スポニチ