惜敗続きの
ボルドグフーシュ(牡4、栗東・
宮本博厩舎)が、
天皇賞(春)(4歳上・GI・芝3200m)で
JRA重賞初制覇を狙う。
84年の
グレード制導入以降、
天皇賞(春)で
JRA重賞初制覇を果たした馬は4頭。89年の
イナリワンは同年に地方・大井から移籍して3戦目、中央での初勝利が
天皇賞(春)だった。さらに09年の
マイネルキッツは重賞挑戦9戦目、10年
ジャガーメイルは同10戦目でのタイトル奪取。そして直近は12年の
ビートブラック。実に12回目の重賞挑戦で、結果的に最初で最後となるタイトルを
天皇賞(春)で獲得した。
ボルドグフーシュはこれまで重賞で5戦しているが、
京都新聞杯3着、
神戸新聞杯3着、
菊花賞2着、
有馬記念2着、
阪神大賞典2着と惜敗続き。もちろん、このまま“最強の重賞未勝利馬”で終わるわけにはいかない。ありがたくない称号を“六度目の正直”で返上してみせる。