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【天皇賞】タイトルホルダー、復権へ手応え 初京都にも強気 横山和「みんな同じ条件。乗り越えられる馬が勝つ」

デイリースポーツ
  • 2023年04月25日(火) 06時00分
 「天皇賞(春)・G1」(30日、京都)

 22日にグランドオープンした新装京都競馬場でいよいよG1が開催される。3年ぶりに、舞台が淀へ戻る伝統の一戦。阪神で行われた昨年の覇者タイトルホルダーが、19、20年を制したフィエールマン以来、史上6頭目の春盾連覇に向かう。

  ◇  ◇

 昨年末とは全てが違う。G13勝を誇るタイトルホルダー凱旋門賞で11着、有馬記念は9着と大敗。日本最強馬の地位を失墜した。あれから4カ月、復権の舞台が整った。

 栗田師は「有馬の時はそーっとやってきたのが、結果として裏目に出たかなと思っている」と振り返る。十分に調教を積んだ年明け初戦の日経賞では2着馬に8馬身差をつける圧勝。「有馬記念と比較して、行きっぷりが違っていましたから」と復活を喜んだ。 その後も順調だ。1週前追い切りに騎乗した横山和は「順調にきています。有馬記念は立て直しから大変でしたが、前走でらしさを見せて安心しています」と手応えを語る。栗田師も「昨年の日経賞は(レースに)使えるかという感じで半信半疑でした。今回はトラブルなく順調。馬がグニャグニャしていたのが、しっかりしてきた」と成長を実感している。

 連覇を狙う舞台は昨春の天皇賞を含めてG1全3勝の阪神ではなく、新装の京都。横山和が「(初めての)京都はみんな同じ条件。それを乗り越えられる馬が勝つと思います」と強気に話せば、指揮官も「やってみないと分からないけど、きれいな馬場でやれるのはいい」と歓迎ムード。抜群の先行力でライバルをねじ伏せ、再び日本最強馬の座をつかみ取る。

提供:デイリースポーツ

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