展開予想
ミドルペース
《一言コメント》
典型的な逃げ馬が揃ったメンバー構成で、さらに雨が残った馬場ならばペース自体もそれなりに流れそう。また、久しぶりの京都は差しが届くようなラップ構成であったが、雨となるといきなり前残りに警戒する必要があるだろう。雨適性と距離を中心に組み立てたいところで、その上で前有利を意識して馬券を購入したい。
各馬の並び
逃げ
ディアスティマアフリカンゴールド先行
ジャスティンパレスタイトルホルダーアスクビクターモアマテンロウレオ差し
ディープモンスターアイアンバローズディープボンドヒュミドールサンレイポケットブレークアップボルドグフーシュエンドロールシルヴァーソニック追い込み
メロディーレーントーセンカンビーナVポジション候補
雨がかなり残る馬場となりそうなので、
【先行馬と好位勢、道中ロスなく運ぶ差し馬】
としておきます。
主に有力馬で該当するのは、
1.
タイトルホルダー2.
ジャスティンパレス3.
ブレークアップとなりそうだ。
有力馬解説(A〜Eの5段階評価)
1.
タイトルホルダー展開◯ 馬場◯ コース◎
前走は雨を苦にしない圧勝劇で、トラックバイアスの有利があったにせよ価値のある走りであった。また、距離延長はプラスの条件で、雨が残って前有利の展開ならば引き続き注意が必要であろう。ここは無理には逆らえない印象で、もちろん上位の印を打ちたい1頭だ。
総合評価
B
2.
ジャスティンパレス展開◎ 馬場◯ コース◯
前走は内枠を上手く活かすレースで、ロスなく先行ならばGIでも通用する力があるだろう。また、最内枠だと展開的にも絶好で、
ルメール騎手の継続騎乗ならば脅威的である。ここは本命候補の1頭で、4角で良い形ならば勝ち負けの可能性は高いはずだ。
総合評価
B
3.
ボルドグフーシュ展開◯ 馬場◯ コース△
前走は過去の走りを考えても若干物足りない内容で、直線の伸びはイマイチであった。また、外枠と再度似たようなメンバー構成で、大きな上積みが見込めないここは微妙だろう。人気の割には信頼を置けない印象で、勝つという観点で言えばワンパンチ不足だ。
総合評価
C
4.
アスクビクターモア展開◯ 馬場◯ コース◯
前走は結果的にスタートが大きく影響する敗戦で、完全に度外視可能のレースであった。また、本来は先行できる馬で、スンナリと運べれば
菊花賞ぐらい走っても全く不思議ではない。ただ、前走からのダメージとこのタイミングでの乗り替わりはマイナスなので、そういう意味では評価が難しい1頭だ。
総合評価
C
オススメの穴馬
1.
ブレークアップ展開◯ 馬場◯ コース◯
前走は◎に指名していたが、3〜4コーナーで窮屈な競馬を強いられる敗戦であった。直線での脚や進路取りを含めても上位とは遜色のない馬で、松山騎手が修正すれば上積みがありそう。ここは人気も手頃なことを踏まえても狙い目で、早目に踏み込めば一発ありそうだ。
総合評価
B
以上のようにそれぞれ計5頭をピックアップした上で、5段階評価で上位の馬を
ジャッジした。今年の
天皇賞(春)に関しては雨も大きく影響するだけに例年に比べるとかなりの混戦模様で、抜けている馬が全くいないので大波乱があっても不思議ではない。その中で、当日の馬場と距離適性を見て、買うべき馬とそうでない馬をしっかりと見極めたいところだ。
基本的な脚質の傾向としては、先行馬有利と見るべきで先週とは大きく傾向が変わるはず。それに枠や当日の進路取りなどを踏まえた上で馬券を購入したいレース。ぜひ読者の方は日曜日の最終的な◎の
ジャッジに期待して頂き、今週行われる2重賞をチェックして欲しいところです。
(文・倉本匠馬)