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【NHKマイルC】エエヤン4連勝で一気G1制圧か オオバンブルマイ東京でも勝負根性見せる

スポニチ
  • 2023年05月01日(月) 04時50分
 春G1もいよいよハイシーズンに突入。今週から5週連続G1開催の東京シリーズが幕を開ける。第1弾は3歳マイル王決定戦「第28回NHKマイルC」。混戦模様だった皐月賞同様、こちらも群雄割拠の難解戦だ。主役の座を狙うのが東のトライアル・ニュージーランドTを3連勝で制したエエヤン。前走後も馬名通りに好気配をキープしており、4連勝で一気のG1制圧をもくろむ。

 “関西弁”の関東馬。突如現れた新星がエエヤンだ。馬名同様、キャラクターも個性的。2000メートルのデビュー戦は出負けしながら、外を鋭く追い上げ3着。距離を1F縮めた2戦目は一転、好発から暴走気味の大逃げで失速。能力を発揮できないまま終わったが、マイルの3戦目で勝ち上がると快進撃。続く1勝クラス、ニュージーランドTも突破し、3連勝で一気に重賞ウイナーへと上り詰めた。今の勢いならG1制圧も夢ではない。

 一方、西のTRアーリントンCを差し切ったのがオオバンブルマイ朝日杯FSでは出遅れて末脚不発に終わったが、前走は勝負根性を発揮しゴール前の叩き合いを制して重賞2勝目。マイルを克服できたことが収穫。京王杯2歳Sを制した東京なら、舞台替わりにも不安はない。その朝日杯FSを無敗3連勝で制し世代の頂点に立ったのがドルチェモア。今年初戦のニュージーランドTは逃げて失速し7着。休み明けを叩いて順当に上向いており、巻き返しは必至とみる。

 ≪舞台替わりにも自信≫エエヤンの3連勝は全て中山マイル戦。東京へのコース替わりが鍵になりそうだが、伊藤大師は「全く悲観していない。新馬戦は2000メートルだったし、もともと中距離向きだと思っていた馬だから。走りに対して真面目だし、全身バネ」と自信を持ってG1に挑む。兄は14年京成杯の覇者プレイアンドリアルで、血統的にも距離は問題なさそうだ。

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