「
プリンシパルS」(6日、東京)
強烈な風が吹きつける府中の長い直線。逆風の先にあるダービー最終切符へ向かい、懸命に逃げ込みを図った
パクスオトマニカが最後の1枚を手にした。
スタートを決めて先手を主張。前半5F62秒4とスローに落とすと、上がり3Fは33秒6でまとめて後続の猛追を封じた。
前走からコンビを組む田辺は「出たなりで流れに乗せていこうと思っていた。ペースが緩く、脚がたまった状態で直線を迎えられた」と会心の勝利を振り返る。ダービーの2400メートルは未経験だが「先手を取れるのは武器だと思う。強みを生かせば」と期待した。
1着以外意味がなかっただけに久保田師は「権利を獲る競馬だったので」とホッとした表情。本番へは中2週となるが「余力を残した感じでしたね」と疲労を最小限に抑えた内容を評価する。厩舎としては
毎日杯覇者の
シーズンリッチもスタンバイ。2頭出しで世代頂上決戦に挑む。
提供:デイリースポーツ