「
羽田盃・S1」(10日、大井)
4番人気の
ミックファイア(牡3歳、大井・渡辺和)が6馬身差で南関東3歳クラシック“1冠”を奪取。デビューから無傷4連勝。1分50秒9の好タイムでラ
イバルたちを圧倒し「
ジャパンダートダービー・Jpn1」(7月12日・大井)の優先出走権もゲットした。単勝1・4倍の1番人気
ヒーローコールは2着。3着に2番人気の
サベージが入った。また、上位5頭は「
東京ダービー・S1」(6月7日・大井)の優先出走権を得た。
今年が南関東同士で争われる最後のクラシック。“1冠”は抜群の速さに乗った無敗の
ミックファイアが6馬身差で圧倒した。
驚きの強さだ。直線入り口。2番手から逃げた
ポリゴンウェイヴを馬なりのままでかわし去ると、あとはグングン後続との差を広げていくばかり。1番人気の
ヒーローコールが懸命に追いすがるが、最後は手綱を持ったままで突き放した。
テン乗りで、自身3度目の
羽田盃Vとなった
御神本訓史も「ビックリしました。強かったですね」と目を丸くした。ツメの不安で5カ月ぶり。マイナス16キロの馬体だったが、何の問題もなかった。「いい感じに仕上がっていると思っていた。3コーナーあたりで(他馬が)外から来たけど、追い出しを我慢して、どのぐらい伸びるかだったけど、抜群のはじけ方だったね」と驚きは尽きない。
渡辺和雄師も「3連勝した時点で(クラシックの)主役を張れる馬だと思っていたけど、ここまで強いとは」と笑顔。次は南関同士で争う最後の
東京ダービーへ。「ここまで来たら無敗のダービー馬にしたい」と力強く宣言した。
提供:デイリースポーツ