ヴィクトリアM(14日・東京)に出走予定だった重賞6勝馬
メイケイエール(牝5歳、栗東・武英)が、左前肢フレグモーネのため同レースを回避することが11日、明らかになった。
今朝、発症したもので、武英師は「血液検査の結果、数値上や体温等に問題はありませんが、先のある馬であり、ファンも多い馬なので苦渋の決断になりますが、大事を取って回避することになりました」と説明した。今後はまず厩舎で治療を行い、その後、放牧に出される予定だ。
同馬は
ミッキーアイル産駒で、
母シロインジャー、母の母が
ユキチャンという白毛一族。自身は鹿毛だが、近親に“白毛のアイドルホース”
ソダシなどがいる。20年にデビュー2連勝で小倉2歳Sを制覇。続くファンタジーSで重賞連勝を果たして臨んだ
阪神JFは4着と初黒星を喫した。
その後、21年
チューリップ賞、22年
シルクロードS、京王杯SC、
セントウルSと重賞タイトルを積み重ねたものの、G1は国内外で7度挑戦し、20年
阪神JF、21年
スプリンターズSの4着が最高。悲願のG1初制覇を目指し、21年
桜花賞18着以来、2年1カ月ぶりにマイル戦に参戦するはずだった。
提供:デイリースポーツ