◆第18回
ヴィクトリアマイル・G1(5月14日、東京競馬場・芝1600メートル、良馬場)
春の古馬牝馬マイル王決定戦は、G1馬4頭を含む16頭によって争われた。
4番人気の
ソングライン(牝5歳、美浦・
林徹厩舎、父
キズナ)が、初コンビとなった
戸崎圭太騎手を背に優勝。昨年の
安田記念に続くG1・2勝目を挙げた。同馬は前走がサウジアラビア遠征(1351ターフス
プリント10着)で、帰国初戦での
ヴィクトリアマイル制覇は
ウオッカ(09年)、
ブエナビスタ(10年)に続く3頭目。手綱を執った戸崎騎手は区切りの
JRAG1・10勝目で、15、16年に連覇した
ストレイトガール以来となる7年ぶりの
ヴィクトリアマイル3勝目となった。勝ち時計は1分32秒2。
頭差の2着は、史上3頭目の連覇を狙った3番人気の
ソダシ(
ダミアン・レーン騎手)。1番人気に推された
スターズオンアース(
クリストフ・ルメール騎手)はさらに3/4馬身差の3着に終わった。
辻野調教師(
ロータスランド=6着)「これという逃げ馬がいなかったので、ジョッキーの頭のなかにも逃げるのはあったと思う。いいペースで逃げられて、追ってからも反応してくれた。あわやという競馬で、力を出し切ってくれた」
浜中騎手(
ナムラクレア=8着)「直前に降った雨の影響が大きかった。前回が目いっぱいの仕上げで、それ以上とはいかなかった。それでも最後までよく頑張ってくれた」
団野騎手(
ステラリア=9着)「1600メートルが久々だったので、どうかな、と思っていたが、流れに乗れました。このメンバーで、周りも速いので後ろからになると思ったが、手綱を抱えたまま回ってこられて、脚を使ってくれました」
川田騎手(
ルージュスティリア=10着)「とてもリズムよく
ソダシの後ろから運べて、精いっぱいの走りでした」
吉田隼騎手(
アンドヴァラナウト=11着)「スタートはいつもより出た方だが、二の脚がつかなかった。直前の雨でキック
バックも飛んでくる状態で、コンディションが最後に悪くなってしまった。ここ何戦か雨に泣かされていて、いい武器を生かせるコンディションだったらよかったんですが」
スポーツ報知