桜花賞3着のペリファーニア(牝3、美浦・鹿戸雄一厩舎)がオークス(3歳牝・GI・芝2400m)でGI初制覇を狙う。

　ペリファーニアは一昨年の皐月賞、天皇賞(秋)、有馬記念を制したエフフォーリアの半妹だ。兄と同じく鹿戸厩舎×横山武史騎手のコンビで3戦1勝。新馬を快勝した後、チューリップ賞、桜花賞と目下2戦連続で3着だが、大型馬らしく一戦ごとにパフォーマンスを上げている。桜花賞ではリバティアイランドに完敗を喫したが、距離延長を味方に付ければ逆転も可能だろう。

　半兄のエフフォーリアはダービーで圧倒的1番人気に支持されながら、シャフリヤールにゴール前で差されて無念のハナ差2着に終わった。あれから2年、兄が涙を飲んだ東京芝2400mでGI初制覇となれば、これ以上ないドラマとなる。