きさらぎ賞で重賞初制覇を達成し、3連勝で
皐月賞に挑んだ
フリームファクシ(栗東・
須貝尚介厩舎)。その
皐月賞は9着に敗れてしまったが、次走は
日本ダービー(5月28日・東京芝2400m)に向けての追い切りが順調に消化。今朝17日はレースでも騎乗を予定している
吉田隼人騎手が跨って、1週前追い切りを行っている。
CWで1回目のハローが終了した時間帯。開門直後に殺到した追い切りの組が終了した後、同じくダービーへ出走予定の僚馬
ショウナンバシット(
M.デムーロ騎手騎乗)とともに入場。非常に落ち着いた雰囲気でキャンターに移り、向正面に入った時は4馬身くらい追走する形だった。
道中の走りも非常にスムーズ。前走の1週前追い切りでは3コーナーから4コーナーで前に並びたがるようなところを見せていたが、今回は
リラックスした走り。直線に向いても、まだ2馬身ちょっとは差があるという感じで、直線に向いて外へ出して、前に並びかけていく。
ラスト1F標識のあたりで並びかけて、最後は同入でのフィニッシュ。前走は相手の方が手応え優勢に思えたが、今回は逆。道中で脚がたまった分、最後まで余裕がある印象。時計は6F81.3-5F65.6-4F51.3-3F36.6-2F22.9-1F11.1秒。これで2週連続、吉田騎手が跨っているが、ジョッキーとの相性は素晴らしく良く思える。
(取材・文:井内利彰)