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【オークス】抽選突破のイングランドアイズがリバティアイランドの“刺客”に 母は14年Vヌーヴォレコルト

スポーツ報知
  • 2023年05月19日(金) 06時15分
◆第84回オークス・G1(5月21日、東京競馬場・芝2400メートル)

 第84回オークス・G1(21日、東京)の出走馬と枠順が18日、確定した。4分の1の抽選を突破したのはイングランドアイズ。14年オークスで圧倒的1番人気のハープスター(川田)を2着に破ったヌーヴォレコルトの娘が、当時と同じ川田とのコンビで人気を背負う女王リバティアイランドの刺客となる。19日は18時30分からインターネットで馬券が発売される。

 リバティアイランドと川田の2冠阻止へ。最もふさわしい“血”を持つイングランドアイズが抽選を突破し、樫の舞台に駒を進めた。14年。単勝1・3倍と圧倒的な支持を集めたハープスターと川田の猛追を首差でしのぎ、女王に輝いたのが母のヌーヴォレコルトだ。9年の歳月を経て、今度は娘が“刺客”になる。

 「今回は在厩調整ですが、すごく落ち着いている。ゆとりがありますね」。安田翔調教師は順調な調整を伝える。以前から「すごく軽い走りをする」と潜在能力にほれ込んできた良血馬。全4戦がマイルの女王に対し、2000メートルを2度経験しており、「血統的にも、2400メートルの距離もいいと思います」と2ハロン延長に自信をにじませた。

 前走のフローラSは外の14番枠からスタートで後手。ラスト3ハロンはメンバー最速タイの33秒4の脚を繰り出したが、前が止まらない開幕週の馬場、ゴールデンハインドが逃げ切ったスローペースにも泣かされ、4着まで押し上げるのが精いっぱいだった。だが、今回はBコースの最終週。差しが決まりやすいレース傾向もプラス材料だ。

 新馬戦では桜花賞4着のハーパーに首差で勝利。デビュー当時から素質の片りんは見せていたが、キャリアはまだ3戦で、伸びしろが大きいのも魅力だ。「決められた枠で頑張るだけですね。今までやってきたことを出し切れれば」とトレーナー。2番人気で勝った母をしのぐ大番狂わせで、史上3組目の母子制覇を実現させる。(戸田 和彦)

スポーツ報知

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